季節や趣向によって様々な茶事があります。
『茶事七式』
正午の茶事・・・茶事の中で最も正式厳粛なもので、慶祝、年忌、歓送迎などの代表的な茶事といえます。
朝茶事・・・・・・・主に夏季に行う茶事で、午前6時頃に案内し涼しくもてなすことを第一とします。
夜咄の茶事・・・主に冬季に行い、灯芯・蝋燭の光の下で行う風情・趣のある茶事です。
暁の茶事・・・・・夜の明けきらない午前四時頃に客をお招きして行う茶事です。
飯後の茶事・・・一名菓子茶事とも言われ、食事後の時間に案内する茶事です。
跡見の茶事・・・客の方から所望するもので、茶事の後に別の客からの申し出があった場合などに行います。
臨時の茶事・・・突然の来客を迎えて行う茶事で、定法がなく、亭主の働きの見せ所の多い茶事です。
懐石料理
茶事の目的は茶を喫することですから懐石はあとにくる濃茶をよりおいしく頂くため一汁三菜をもって正式とします。
とはいえ、懐石は茶事の楽しみの一つでもありますので、預け鉢をお出しすることもございます。
【正午の茶事】 |
【大炉の茶事】 |
【イタリアン茶事】 |
稽古茶事
潮鼓庵では一年に何度か稽古茶事をしております。最初はお客様から、水屋、亭主と役割を分担して行います。
茶事こそ茶の湯の本来の姿であり、一番の楽しみでもあります。
茶事を経験されると日ごろの稽古への取り組み方も変わってくるようです。
【茶飯釜の茶事】